
梅まつり中の偕楽園に訪れたのでリアルな様子をご紹介
水戸周辺に美しい湧水スポットがいくつかあると知り、まだ行ったことのなかった偕楽園へ。茨城県水戸市にある偕楽園は、日本三大名園(兼六園・石川県金沢市)(後楽園・岡山県岡山市)のひとつとして知られている。
中でも梅の花が有名で、毎年2月中旬~3月下旬にかけて水戸の梅まつりが開催されている。その有名な梅を観たくて、シーズン中に訪れた。2025年の梅まつりは2月11日(火)~3月20日(木)まで。
筆者が訪れたのは2月中旬だが、まだ園内のほとんどの梅は2部咲程度であった。今年は寒かったこともあり、例年より開花が遅いようだ。


園内には、約100品種3000本もの梅が植えられており、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と品種によって開花時期が違うので、長期間にわたり梅を楽しむことができる。
早咲きの梅はとても美しく咲いていた。青空の中に映える白い可憐さが美しい。晴天の日だったこともあり、園内にはたくさんの人で賑わっていた。


東門を入ってすぐに見晴らし広場という芝生のスペースがある。その目の前にあるのが好文亭。
中は千波湖がのぞめる展望スペース、カフェ「樂」が営業している。(カフェは混雑していたので、今回は割愛したが、カフェでは升ティラミスが提供されているようで気になっていた)

園内には、出店が何か所かあり、おにぎり、お弁当や甘酒など軽食がいただける。筆者が小腹を満たすのにチョイスしたのは、南門近くにある三福団子。みたらし、梅餡、抹茶餡、くるみ味噌からたれが選べる
(写真は上から梅餡、みたらし、くるみ味噌 1本500円)

東門から入園し、ゆっくり園内を一周しました。所要時間は約1時間。途中で休みながらみる場合は2時間程度が目安と思われる。見晴らし広場(芝生)にはベンチが設置されており、適度に休める場所もじゅうぶんにあった。
偕楽園UME The Light(ライトアップ)
梅まつり期間中の土休日のみ開催されている、梅のライトアップイベント偕楽園UME The Lights
日中の梅はまだ寂しい様子だったが、ライトアップされると梅が咲いていなくても美しい。


みどころは、梅林のライトアップと孟宗竹林のライトアップの二か所ある。東門から入園し、すぐに広がる梅林のライトアップ。道なりに進んでいくと孟宗竹林のライトアップエリアにたどり着く。
偕楽園UME The Lightsが開催されている日は、17時で一旦閉園するため、日中に入園したまま夜までいることはできない。18時に再度入園し直す必要があるため注意が必要だ。
イベント開催情報:
偕楽園UME The Lights
期間:2025年 2月11日~3月20日の土休日
開催時間:18:00~20:30(最終入場20:00)
※日中入園したまま夜まで滞在することはできないため
17:00に退園し、18:00に再度入園し直す必要がある
入園料:大人(高校生以上) 500円
小人(小・中学生) 300円
偕楽園内にある「吐玉泉」という湧水

偕楽園内に吐玉泉という湧水がある。東門から入ると、見晴らし広場を抜け、好文亭を正面に左に逸れ、線路沿いの道へ下る。南門を通り過ぎ、しばらく道なりに進むとみえてくる(徒歩10分程度)


- 「寒水石」という大理石の一種でできている井筒(現在で4代目)
- 眼病に効くという言い伝えがあり、好文亭の茶室の茶の湯にも使用されていた
- 造園当時(1842年)より枯れることなくこんこんと湧き続けている


湧水スポット情報:「吐玉泉」
場所:偕楽園内 南門(吐玉泉料金所)近く
東門(水戸駅、偕楽園駅寄り)より徒歩10分
※「飲用禁止」の張り紙があるため汲んだり飲むことはできない
偕楽園へのアクセス

園内のすぐ横には線路があり、東門近くには偕楽園駅(臨時駅)がある。シーズン中の土休日、下り列車のみ停車する臨時駅である。利用する場合は停車するかどうか調べてから行くのが良い。
電車やバス、徒歩で
・常磐線 水戸駅北口から 茨城交通偕楽園行きバス約15分(片道270円)→東門へ
※梅シーズン中に東京方面から電車で訪れる場合:偕楽園駅(臨時駅)から徒歩2分→東門へ
・常磐線 水戸駅南口から徒歩40分(桜川、千波湖沿いを歩く)
※体力がある人向け
車で
・梅桜橋近くに駐車場あり→吐玉泉料金所、南門へ

筆者は水戸駅周辺のホテルを拠点にして、景色を楽しみながら歩いて向かいました。夜でも千波湖沿いはジョギングやウォーキングしている人がちらほらみられ、人通りはほどほどにあります。
以下、駅からおすすめウォーキングルートの地図
まとめ
今回は、偕楽園の水戸の梅まつり、UME The Light、吐玉泉についてご紹介しました。綺麗に咲いている梅や賑わっている園内を散策して、一足先に春を感じることができてとても満足してます。
ぜひみなさんも日本三大名園 偕楽園を訪れてみてはいかがでしょうか。
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