【湧水を愛する人へおすすめ宿】北海道東川町の宿「勇駒荘」(ゆこまんそう)

湧水スポット
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 湧水を求めて、北海道東川町にある「勇駒別温泉 湯元勇駒荘」へ宿泊してきました。今回は、この宿をレポートしてみたいと思います。

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北海道東川町はどんなところ?

 北海道のほぼ中央に位置する東川町は、良質な湧水と旭岳をはじめとする山々があり、大自然を味わえる場所です。水道から出てくる水は100%、雪解け水である伏流水から成り立っており、浄水場はありません。これは北海道唯一であり、湧水の豊富さを物語っています。東川町を代表する旭岳では、ロープウェーがあり、初心者でも気軽に歩けるトレッキングコースがあります。登山はもちろんのこと、冬ではスキーやスノーボードを楽しむこともできます。安全でおいしい湧水が自慢の町に湯元 勇駒荘はあります。

なぜ勇駒荘に宿泊することにしたか?

レトロな山小屋風な雰囲気

 まず、なんといっても湧水が好きだから。近くに大雪旭岳源水公園という水汲み場があり、そこに行きたいと思っていて、アクセスするのにちょうどいい宿を探していました。そこで見つけたのが「湯元 勇駒荘」。旭川空港からバスで約1時間の場所にあり、レンタカーなしでもアクセスできる点も決め手となりました。さらに10分バスを乗り進めると、旭岳ロープウェイ乗り場へアクセスできます。本格的な登山は体力的に厳しい筆者でも、気軽にトレッキングできる旭岳はとても魅力的でした。観光するにとてもちょうどいいです。大雪旭岳源水公園や旭岳に行く予定のある方、車でもバスでもアクセスがいいので本当におすすめの宿です。

泊って良かった点①「5つの源泉かけ流し温泉」で湯めぐりを楽しめる【日本秘湯を守る会員宿】

  湯元 勇駒荘は良質な温泉にも恵まれ、なんと敷地内に5つも源泉が湧いているのだという。そして温泉は計4か所ありました。そのうち2か所(ユコマンの湯、シコロの湯)は宿泊者専用の温泉で、チェックイン~夜までと朝~チェックアウトまでで男女入れ替えがあるため、2か所の湯めぐりを楽しめることができました。残りの2か所(神々の湯)は日帰り温泉の方も入れる浴槽で、混んでいるかな?と思ったので残念ながら入ることはできませんでしたが、次回は入ってみたいと思います。

 その2か所の温泉に入った感想をお伝えします。最初に入ったユコマンの湯は、まるで迷路のよう(?)に広く、ワクワクしました。脱衣所から浴槽へ入るとまず、寝湯があり、ぬるめと熱めで仕切られています。右をみると通路になっており横に洗い場があります。その先にはとても広い吹き抜けのような空間に「ぬる湯」「目薬の湯」「元湯」「炭酸水素塩水」がありました。天井が高く、一瞬外なのかと錯覚しました。露天風呂は、洗い場の向かいに入り口があり、外の通路を進んだ先にあります。最初に入ったのは元湯です。温度は42.2度とこの中で一番熱く、体の芯から温まりポカポカしました。そのあとに全ての浴槽に入りましたが、ほかは38度~39度とぬるい浴槽が多く、長湯してものぼせることなく湯めぐりを楽しむことができました。計7か所もの浴槽があり、とにかく広いのが印象的でした。

 翌朝に入ったシコロの湯はユコマンの湯よりは小規模なものの、浴槽自体は大きく、「元湯」は10人入ってもじゅうぶんかなくらいの大きさはありました。室内は「元湯」「目薬の湯」「寝湯」の3か所。こちらのおすすめはなんといっても露天風呂です。露天風呂は2か所「屋根あり」と「屋根なし」がありました。露天風呂は手前が屋根ありでぬるめの温度で、奥に屋根無しの熱めがあります。周囲は緑にかこまれ、屋根がないことで空をさえぎるものは何も目にちらつかず、壮大な野天風呂を味わうことができます。

泊って良かった点② 部屋でのくつろぎ時間が充実。珈琲ミルがあり挽きたての珈琲を楽しめる

 良かった点2つめは、くつろげるための設備が充実している点だと思いました。まずチェックインした後、温泉に入る前に部屋でゆっくりしたいと思い、珈琲を飲みました。嬉しかった点は、少し凝ったコーヒーカップと手動の珈琲ミル、勇駒荘特製のブレンド豆が用意されていたこと。さっそく湯を沸かし、豆を挽き、珈琲をいただきました。少し酸味のある珈琲は、旅の疲れを癒してくれるようでした。良質な水と挽きたての豆。そして用意されていた茶請けの饅頭。極上のコーヒータイムとなりました。コーヒー豆の他に緑茶の用意もあり、冷蔵庫には水が冷やして用意してありました。お風呂上りに冷えた水。楽しみと思いながらお風呂へ…。

 また、館内には「喫茶 姿見」があり、宿泊者はそこで自由にお茶を飲みながらくつろぐこともできます。特に朝は珈琲を飲む人で賑わっていましたよ。珈琲ミルで挽くのはちょっと…という方はこちらで珈琲をいただくこともできます。

泊って良かった点③食事のクオリティの高さ。湧水を活かした料理が印象的でした

 温泉で温まったあとは待ちに待った夕食。一品一品が凝っていてどれも絶品でした。この日いただいたメニューの一部をご紹介します。前菜、お造り、インカのめざめのコロッケ、アワビの塩釜焼きなどの料理が次々と運ばれてきます。そして、おまちかねのメイン料理は、知床ブランドポークのしゃぶしゃぶでした。〆は稲庭うどんを入れて。その後デザートまで大満足の夕飯でした。

お造り、桃太郎(トマト)のコンポート

黄色く、甘いのが特徴である高級じゃがいも「インカのめざめ」を使用したコロッケは揚げたてのアツアツのものが包んであります♪

インカのめざめのコロッケ

 初めて食べたアワビの塩釜焼き。アワビを昆布でつつんだものを、大量の塩の中に入れ、オーブンで焼いた料理です。まわりに固まっている塩を自分で取り除いていくと、アワビの姿が。おいしくいただきました。

アワビの塩釜焼き
塩がまわりに飛び散ってしまいました。味がしっかりついていて美味しい

知床クリーンポークのしゃぶしゃぶ、やわらくとろけるようでした。稲庭うどんを入れる際は出汁を追加してくれます。

ブランドポークのしゃぶしゃぶ。〆は稲庭うどん

普段よく食べる筆者でもお腹いっぱいになりました。※今回ご紹介したものはコースのなかの一部の料理です。

 続いては朝食。味噌汁代わりである湯豆腐がメインです。中には焼いた梅干しや海藻が入っていて、やさしい味わいの湯豆腐でした。

朝食
味噌汁代わりの湯豆腐

レトロな雰囲気のお食事処では、窓際におひとりさま専用席もいくつか用意されていましたよ。一人旅でも気兼ねなくゆっくり食事ができると思い好感が持てました♪

泊って良かった点④豊富な水量で良質な湧水が楽しめる

敷地内にある水汲み場

 敷地内に天然の美味しい湧水が出る井戸があり、館内から出る水は全てその湧水です。お味は口当たりがよくまろやかに感じます。宿泊中に何度もいただきました。水が美味しいと珈琲やお茶はもちろん、料理もとても美味しいです。大自然の旭岳の恵みのパワーを受け、綺麗で美味しいお水に癒された旅となりました。

アクセス

旭川空港よりバス1時間「旭岳温泉入口」下車すぐ
旭川電気軌道 いで湯号

※バスの本数が少ないため時刻表を確認してから行くことをおすすめします

また何度でも訪れたいと思える宿でした

 今回は「湯元 勇駒荘」へ宿泊レポートを紹介しました。温泉、料理、湧水とどれも質が良く、従業員さんも感じが良く、非常に居心地のよい宿に感じました。今回は初夏に宿泊をしましたが、季節を変えて訪れるのもまた違った楽しみがあるのではないかなと思います。

部屋からの夕景

今回は楽天トラベルで予約をしましたよ。気になった方はぜひ旅行の計画をたててみてはいかがでしょうか。

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