【北海道東川町】1日3便しかないバスで、大雪旭岳源水公園へ水汲みをしにいってみたレポート【平成の名水百選】

湧水スポット
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源水地点

 朝一の便で旭川空港へ到着し、”朝ラー”から今回の旅はスタートした。空港内フードコートには朝から営業しているラーメン屋があり、そこで朝ごはんを食べることに。旭川しょうゆバターコーンラーメンを注文。コーンは甘く、醤油のスープがコクがありバターと合う北海道でしか味わえないラーメンだ。お腹も満たされたところで、空港の外に出るともわっとした空気が漂う。この日は6月の中旬、梅雨がないと言われる北海道だが、少し歩くと汗がにじみでてくるような蒸し暑さであった。この旅の目玉である大雪旭岳源水公園を訪れたのは2日目のことであった。

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宿から源水公園へ向かう

 今回宿泊したのは旭岳にある勇駒別温泉「勇駒荘」である。旭川空港からは旭岳行きのバスで一時間ほどの距離にある「旭岳温泉入口」に位置する。源水公園はその一つ手前の「旭岳源水公園前」で下車する。2日目に宿からバスで一駅だけ空港方面へのバスに乗って向かう。ちなみに路線図をみると一駅だが、山の中なので一駅が異様に長い。バスに揺られること20分。とても歩ける距離ではない。運賃は530円であった(2025年6月現在)

旭川電気軌道バスHPより路線図 66 旭岳線(いで湯号)

旭岳源水公園へ到着…ここでまずい事態が発覚する

バス停から300メートルちょっと先に行くと源水地点がある

 バス停から降りる。源水地点へはここから木道をしばらく歩くことになる。しかし、ここで事件発生。バスが遅れていたこともあり、時間が押していたのだ。「あと10分後に帰りのバスが来る。これを逃すと次は2時間後なので逃すわけにはいかない」という状況に陥る。あたりを見渡すと駐車場と公衆トイレはあるものの、大自然の山の中のため店などあるはずもない。2時間も時間をつぶす場所は無い。10分で走って水汲みをしに行くしかない‼‼という事態に陥った。

猛ダッシュで源水地点へ到着。

「源泉歩道」と看板があり、そこから整備された木道を300メートルほど走る。3分くらいで着かないと水汲みと写真を撮る時間がない!緑の中を猛ダッシュすることはあまりないので、逆にリフレッシュできた経験だったと思う。

急いでいるあまりブレブレである
なかなかみえてこない源水地点

周りは大自然でとても気持ちが良い。天然のワタのようなものも漂っていて、最高だった。熊が出てもおかしくないような雰囲気だ。写真はしっかりと撮りつつも、木道を猛ダッシュの途中、誰ともすれ違うことなく到着。

やっとみえた源水地点…ゴール!

猛ダッシュの300メートルは長かったが予定通り3分くらいで着くことができた。無事到着できたことに対しプチ達成感を得ることができた。しかしもたもたしている暇はない。急いで持参したボトルに水汲みをする。水汲み場所は2か所あった。足場は水たまりのようになっているため、靴が濡れないように注意が必要だ。このあとの予定を考慮して、500mlのペットボトル1本と水筒(500ml)1本の計2本に留めた。

水汲み場所は2か所ある
源水の滝の先は綺麗な池となっている

勘違いに終わった瞬間

無事、水汲みを終え、帰りも同じように木道を走った。帰り道は行きよりも近く感じた。やっと着いた。無事時間に間に合ったことに安堵し、バス停の時間を再確認する。すると…

あと20分時間があるではないか━━━━━━(; ・`д・´)━━━━━━ッ!!!!!!

猛ダッシュはなんだったのだ…。あと10分しか時間がない、というのは別の観光の時間と勘違いしていたのであった。しかし、あと20分あるからといって、元来た木道を戻ってまたじっくり源水を見る気にはなれなかった。この蒸し暑さの中、荷物を持って300メートルは地味に長い。目的地点に辿り着いたらまず帰りのバスの時間を確認することが大事だと学んだ出来事であった。

旭川電気軌道バスHPより 時刻表 66旭岳線(いで湯号) 2025.6現在

旭岳線の時刻表をみると、赤い〇が到着した時間(実際は遅延で少し遅れていた)で、青い〇が帰りに乗る予定のバスである。本来は40分、観光時間があったのだった。ちなみにこのあとは旭岳ハイキングの予定なので旭岳方面のバスに乗る。旭川空港や、旭川駅方面に行くバスは2時間後であるので注意が必要だ。

結果的にゆっくりできたので良かった

 あと20分あると判明すると、木道を戻る元気はなかったが、バス停からすぐの場所にある公衆トイレに寄る余裕ができた。公衆トイレ横には駐車場があり、ここに大規模な水汲み場所があることに気づく。源泉地点までいかなくてもここで水汲みができたのだった。完全に下調べ不足である。

駐車場横の水汲み場

駐車場には数台車が止まっており、タンクを持っている水汲みの人がみられた。また、台車が整備されている。ひとつの大きな岩から3か所、勢いよく水がでており、その同じ岩がさらに3か所、計9か所の水汲み場所がある。ここではゆっくりと水汲みができるであろう。

計9か所ある水汲み場 水量はかなり多い
東川町の水道から出る水は全て湧水である

バスで水汲みしにいったまとめ

 今回は、宿泊した「勇駒荘」より出発し、源水公園へ行き、旭岳へ向かうというルートで行動した。バスで大雪旭岳源水公園へ立ち寄るのは難易度が高かったが、大自然の中で猛ダッシュできるというなかなかない体験ができた。ペーパードライバーの筆者にとってはバスは貴重な足である。旭岳線(いで湯号)は1日に3便しかないので時刻表を要確認してから行くべきである。(旭川電気軌道バスHP

北海道東川町は湧水を楽しめる最高な場所だったよ

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